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BE5のエンジンと930のミッション [レガシィ]

BE5のEJ20はエンジンの分解点検していくと、想像以上の損傷個所
がありました。No,1ピストンが焼き付き状態です。何かしらの原因
で油膜が切れてしまったか、オイル管理や品質が悪かったなどが考
えられます。
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ピストンリングがスティックするほどでしたが、幸いにしてシリン
ダー側は摩耗が少なくてワンオーバーのピストンで修復できそうで
す。
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コンロッドメタルはやっぱり摩耗していました。このタイプのコン
ロッドは強度不足もあるので、今回はGDBのコンロッドを流用しま
す。
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シリンダーボーリング加工が上がるのを待つ間に、シリンダーヘッ
ドのメンテを先に進めます。バルブ研磨やすり合わせ、ダミーのシ
リンダーブロックに載せてバルブクリアランスも先に。
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930ポルシェのミッションオーバーホールは、追加部品を待っている
間に少しずつですが進めています。

カウンターシャフト側から、1.2速のハブスリーブを抜いていきます。
入りの悪い3速ギヤまで、もうちょっとです。
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BE5のエンジンと930のミッション [レガシィ]

エンジンからコトコトと異音。BE5レガシィB4は、エンジンオーバ
ーホールに着手です。

同時期に、ミッション修理の930ポルシェもお預りしています。降ろ
したエンジンが並んでます。ともに水平対向ですね~。
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EJ20は分解工程へ。異音の原因はもちろんですが、使えそうにない
部品もひろいながら分解していきます。ホース類は劣化が激しく、
ひび割れしている箇所がたくさんありました。
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ヘッドを外してみると、燃焼状態が悪かった様子も。エアフロやO2
劣化気味だったのかもしれませんね。
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930はエンジンごとミッションを降ろしての作業です。重量物が
降りたあとは、車両が揺れたししないように注意も必要です。
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ミッションを割っていきます。でかいデフを抜いてから、ギヤを
ゴソっと外します。不具合の出ている3速の状態はどうかな??
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レガシィ エンジンオーバーホール [レガシィ]

スバルエンジンのオーバーホールが重なってきました。98年式の
BG5レガシィは大量の水漏れが原因になり、オーバーヒートのトラ
ブルです。
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ヘッドガスケット部からのリークをチェックします。試験液の反応がなく、
ひどい排ガスのリークはなさそうです。ただターボ車の場合は、過給時
のみリークするなんていう事もありますので要注意です。
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車両から降ろしたエンジンは補機類を外してスタンドへ。ブロックとヘッ
ドを分離して、割ったブロックからクランクピストンなどを取り出します。
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シリンダーヘッドやブロック上面のひずみはストレートエッジで計測。
ボアはシリンダーゲージを使います。計測結果はNo.4シリンダーの
スラスト方向が規定値を超えて摩耗してしまっていました。
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一番の問題は上のピストン。タテ傷がかなり入っています。シリンダーと
同じくNo.4。今回のオーバーヒートが原因か、これまでのオイル管理から
くるものなのかは難しいところです。

ワンオーナーでとても気に入ってらっしゃる車両です。できれば直して乗り
続けたいというお客様。修理プランを何通りかご用意して、お見積りご連絡
させていただきます。
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シリンダーヘッドは無事? [レガシィ]

24万KM走破のBH5レガシィ。ツインターボEJ20はパワフルでファン
も多いですね。このクルマも新車の頃からメンテナンスで診させてもら
っています。

今回は電動ファントラブルで水温が異常上昇です。ヘッドの抜けが
心配でリークテストをしてみます。
液剤の入った容器を用意して、ブルーになっていることを確認。
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ラジエターキャップ部にセットして負圧で吸わせます。ヘッドガスケット
部から排ガスが漏れているようなら青から黄色に変化します。

結果は、「セーフ」 ひとまず安心の結果です。ブーストが掛かった時
のみリークするという場合もありますので経過チェックは必要ですね。
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コチラは、エンジンオーバーホール中のBP5レガシィ。
バルブクリアランス調整の様子です。調整はリフターを交換するタイプ。 24-4.jpg クリアランス測定→計算→カム脱着→リフター交換→また測定と
いった流れです。 規定値内に合わせるのはもちろん、差も1/100単位で詰めていきます。 オーバーホールの中でもかなり大切な作業で、音質や回転具合は 新車以上のいい感じになります。 24-5.jpg 24-3.jpg

BP5レガシィ エンジンオーバーホール [レガシィ]

BP5レガシーはエンジンオーバーホールです。
特に違和感がないながらも多走行と経年から、オーバーホールに
着手しています。スタートはダイナパックでのパワーチェック、コンプ
レッション測定を実施。その後分解に入っていきました。
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シリンダーは良い状態。ピストンクリアランスは規定値内に収まって
いました。これならリング交換でピストンも使えます。

メタルは流れ掛けていましたね。これは開けてよかったぁというポイントです。
バルブシート当たり面は荒れてかなり広くなっています。ガイドの摩耗から
バルブの振れも大きな状態でした。


エンドレスキャリパーキット [レガシィ]

見事に入りました!レガシィBH5に装着されたエンドレス6potキャリパー。
355mmローターはノーマルと比べるとこの迫力です。18インチホイールが
いっぱいいっぱい。FISCOでのブレーキングが楽しみですね!
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車検でお預かりしていますゴルフⅡGTI16V。いいですねぇ、この雰囲気・・・
乗ってワクワクするクルマです。シフトの感触なんて、なんとも気持いいんです。
今回は冷却水漏れが発覚しました。よ~く見るとホースにピンホールが・・・。
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ドライバーの先をみてください。この状態なら、なんともないんですが・・・
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ホースをつぶしてみると、小さい穴があいてるのが分ります。
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裏からみるとひび割れがたくさんありました。経年からくるゴム劣化ですね。
これを機に心配なウォーターホースを交換してリフレッシュです!部品が
入手できてよかったぁ。
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センターデフトラブル [レガシィ]

ATミッショントラブルのBPレガシィ。センターデフが破損して正常
走行できない状態です。旋回時にガクガク振動しながらブレーキ
が掛かる感じです。ミッションへもメタル片が多量に混入してしまい
リビルトミッションへ載せ替えとなりました。
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GDAインプレッサはブレーキオーバーホールです。シールやブーツ
はかなり硬化していましたが、ピストンのメッキ剥がれや錆による
腐食はなく完璧にオーバーホールできました。ローターパッド、ホース
もステンレスメッシュを使用してチューニングを加えます。
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ブレーキロータークラック [レガシィ]

FISCO帰りのBH5レガシィのお客様は、これは危険な状態でのご入庫です。
ローターに入ったクラックはかなり深く、ベルハウジングまで割れています。
走行後パドックで「パキンッ!」と音がして入ったそうですが、もしこれがコース
上だったとしたら・・・考えただけでぞっとしますね。
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GC8はハブベアリングの交換。ハブの分解には苦労しました。コチラもサーキット
走行車両の為か、熱の入り方がハンパでなかったようです。分解したベアリングの
ローラーは青紫色に焼が入り、レースには爪に引っかかるような傷が数か所。
グリースもカサカサになっていました。時々感じるゴロゴロ感、直りそうです。
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EJ25エンジンオーバーホール② [レガシィ]

クランクングできる状態にまでなったEJ25。各部にオイルを回し
つつ、コンプレッションテストです。
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破損したピストンと摩耗したバルブは交換して摺合せをした結果、
コンプレッションは全気筒ともに復帰しました。1.4Mpa超えです。

EJ25エンジンオーバーホール [レガシィ]

BH9レガシィはエンジンをオーバーホール中です。
4番コンプレッションが半減していて、原因を調べていくと・・・
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ピストンのトップリングとセカンドリングの間が割れてしまっていました。
原因はなんだったのでしょう?NAなりの高圧縮比からか、ガソリンの質?
4番にだけ導入されているEGRなどと色々ありますが・・・
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クランクシャフトはメタルが流れて、クランクピンに傷が入り摩耗してNG。
ただ、奇蹟的にシリンダーは無事。新品ピストンで組み上げた状態での
クリアランスは規定内でベストな状態でした。
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リフター入れ替えてバルブクリアランスを調整も。今日は着々とエンジンが
組み上がっていきました。