丸目GDBエンジン搭載へ

この時期は、なぜか内燃機屋さんも忙しいようです。「夏場にメン
テして涼しくなったら走ろう」なんていう方が多いんでしょうね。

お願いしていたシリンダー加工が少々押しましたが、本日エンジン
搭載の工程に入りました。


生産終了パーツがあって、GDB後期用のパーツを多用しています。
ピストンと合わせてコンロッドも必要になりました。小端部がテー
パーカットされたロッドがブロックに組み込まれました。



エンジンスタンドを架け替えてオイルパン、ヘッドと組み付けて
いきます。






このスナップオンのトルクレンチがスグレものなんですね。ジャ
イロが利用されていて、正確な角度締めが可能です。スイッチひ
とつでトルク表示にも切り替えられます。メカとしては、かなり
助かるアイテムです。





新品のヘッドをブロックに。緊張するところですが、プルプルしな
がらも慎重に合わせていきます。







バルブリフター、カムシャフトを組み込んでバルブクリアランスの
調整です。その都度、カムシャフトを脱着しながらの作業になりま
すが、性能や音質差の出る部分です。100分の1単位で同調をとって
いきます。



タイミングベルトや補器類の取り付け。経年劣化しているホース
類は全数交換です。今回はターボチャージャーも新品に。





完成したエンジンは車両搭載の工程に入りました。お客様には
もう少しお待ちいただきます。もう一息です！