SSブログ

BMW E70 X5冷却水漏れ [BMW]

E70型BMW X5はクーラントが減る症状でご入庫です。
27-1.jpg

エンジンとミッションの合わせ目に垂れてきています。シールキャ
ップを外して内視鏡でのぞいてみると…
27-2.jpg
27-4.jpg

リヤエンドカバーから?と思えるような固形物が付着していました
が、まさにココからといった感じではありません。
27-3.jpg

V8 N63B44A搭載のエンジンルームはビッチリですから、点検に
はある程度分解が必要です。
27-5.jpg

キャタライザーを外して、遮熱板をちょこっとめくって、またのぞ
いてみると…
27-6.jpg
27-7.jpg

ブロックの上、リブの部分がクーラントの池になっていました。
溜まったクーラントがウィープホールから流れていったようです。
27-0.jpg

加圧テストで分かった漏れ箇所はクーラントベンチレーションホー
スからでした。交換には色々バラさないとダメそうです。ターボ、
エキマニ、遮熱板などを取り外していきます。
27-8.jpg
27-9.jpg

ブロックの谷を掃除して見えてきたウィープホールはココ。
27-11.jpg

漏れていたのはホースのジョイント部。ターボからの熱の影響もあ
ったのかもしれません。ゴムが柔らかくなっていました。
27-12.jpg

ターボのオイルリターンカバーも交換、遮熱板などをキレイにして
組み付け。ターボのバンドの緩みや、PCVホースも改修して仕上げ
ていきました。
27-13.jpg
27-14.jpg


nice!(0)  コメント(0) 

GC8RASTIクーペエンジンオーバーホール [エンジンオーバーホール]

'99年式インプレッサはGC8最終型。希少なグランブルーの個体です。
10万キロそこそこながら、エンジンから異音が発生。徐々に大きく
なってきたので、計画していたオーバーホールに着手しました。
16-1.jpg

メタル類を中心にオーバーホールを予定しています。合わせて劣化
した樹脂パーツも一新したいところ。供給がちょっと心配ですね。
16-2.jpg

フライホールのパイロットベアリングはゴロゴロ。クラッチの切れ
が悪くなる原因のひとつです。
16-3.jpg

エンジン本体が降りた後のエンジンルーム。パワステホースのにじ
み漏れが見つかりました。この機会にメンテします。
16-4.jpg

エンジンスタンドに掛けて分解スタート。
16-5.jpg

経年からか錆が多く、エンジンを降ろす時からすんなりいきません
でした。定番のウォーターパイプのボルトも錆でガッチリ固着。
慎重にトライしましたが、ポッキリ折れてしまいました。シリン
ダー側を傷めないように残ったボルトを撤去します。
16-6.jpg

ヘッド回りやオイルパンを外して、シリンダーもパカンと分離。
16-8.jpg
16-10.jpg
16-9.jpg
16-11.jpg

外したピストンはスラッジが多く付着していますが、摩耗はそれ
ほどではありません。寸法を測りつつ、ストックピストンとも比較。
16-12.jpg
16-15.jpg
16-16.jpg

クランクやメタル類、ヘッドなど洗浄して計測チェックしていきま
した。オーナー様にも一見していただきメニューが決定。ピストン
リングやピン、メタル類にはWPCやDLCなど加工を施します。
16-13.jpg
16-14.jpg


nice!(0)  コメント(0)