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シャシダイでパワーチェックやトラブル探し [ダイナパック]

'02年式FD3Sはブーストアップ仕様。シャシダイナモのダイナパックでパワーチェックです。
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抑え目のブースト値でこの数値ですから立派です。速いわけですね、FDって。
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新車から乗っているというオーナー様。キレイなボディから大切にされている様子分かりましたよ。
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続いてトラブルチェックにダイナパックに載せたS2000。こちらも愛情たっぷりのクルマです。
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高負荷テストを繰り返してトラブルを再現します。ストリートでは出にくい症状なのでシャシダイナモは有効です。エンジンルームから上がる白煙見つけられました。
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トラブルが改善できたところで、こちらもパワーチェック。さすがはVTEC、突き抜けるようなパワーカーブです。TC2000のバックストレートとかも速いんですよねぇ。
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初代レガシィWRCレプリカはO2センサー不良 [レガシィ]

BC5レガシィはエンジン不調でご入庫です。めったに触る事のできない初代レガシィは、ラリーレプリカ仕様になっています。こんなクルマが工場にあると、なんだかワクワクしますね。
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排ガスをチェックするとCO過多。原因はO2センサーのヒーター回路が断線してフィードバックがおかしくなっていました。
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適合番号の部品は生産終了なので、同じナローバンドO2センサーをBH5用から流用します。コネクタ端子位置が違うので配線図を確認して入れ替え。コネクタ形状やハーネス長が共通なのは助かります。
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O2交換後は補正値も下がってイイ感じです。
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他にも手を入れたい部分はありますが、少しずつ対策していきましょう。
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エンジン不調はEGRバルブ W211MB E320CDI [メルセデスベンツ]

W211メルセデスベンツは車検整備でお預かりです。ウォーニングランプがいくつか点灯しています。
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グローランプがなかなか消灯しない症状は、6番のグロープラグが原因のようです。
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こちらは5番のグロープラグとコネクタ。かなり狭いのと固いコネクタが割れそうで怖いです。グロープラグの取り外しには、8ミリディープソケットの逃げ大き目が必要。仲間の工具に助けてもらいました。
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規定値は2Ω以下。5番はちょいオーバー。
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6番は3kΩでNG。すすけて真っ黒です。
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新品はもちろん規定内ですね。
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エンジンの力がない症状もグローで直ってくれるかな?なんていう期待は甘々でした。EGRバルブが悪さをしているようなので取り外してみます。とはいえ、かなりの固さ。スクレーパーを叩き込んでなんとか上がってきました。
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スラッジがびっちりのバルブ本体。
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清掃してもリンクが動きません。
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どうもシャフトがスラッジで固着していたようです。給油しながら馴染ませるとパコパコ動くようになってきました。
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修理後はフォルトコードも消えてエンジン快調です。EGRバルブでこんなに変化があるとはちょっとびっくりでした。ブーストが全く掛からないほどでしたから、フェイルセーフに入っていたのかもしれませんね。
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SF5フォレスターオイル漏れ修理など [フォレスター]

本年もよろしくお願いいたします。
今年最初の作業は、SF5フォレスターのオイル漏れ修理から始まりです。
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ロッカーカバーからのオイル漏れは定番ですが、どうやら初めてのパッキン交換のようです。'97年式でいて約7万キロと低走行なのと、オイル管理がよかったのかもしれませんね。
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オイル漏れ修理と合わせてタイミングベルト回りもメンテします。サーモカバーはアルミ材が腐食していて合わせ面が荒れています。ウォーターポンプ、サーモスタットと合わせて交換です。
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これを機にオイルポンプやカムシールも交換しておきます。各ゴム部品は年式なりに硬化気味でした。
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タイミングベルトカバーは全数無事に外れましたので再使用できます。埋め込みナットごとカバーパネルが割れてしまう事が多いのですが、きれいに取れました。固着しなかったのは、マイルドな走りが多くて熱の入り方が優しかったのかもしれませんね。
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コルベットC7 4輪ホイールアライメント [アライメント]

今年最後の作業はコルベットC7 Z06のホイールアライメントです。リヤの規定値にはキャスターも設定されています。
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リヤキャスターはロアアーム前後に付いている偏心カムボルトで。キャンバーとのバランスをとりながら調整します。ナックルアームの倒れ具合を水準器を使って確認しました。
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リヤの基準が出たところで、フロントの調整。4輪共に基準内に収まり完了です。
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今年も一年ありがとうございました!
みなさま良い新年をお迎えください。



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シボレーC1500 ホイールアライメント [アライメント]

ブッシュなど足回りをオーバーホールされたシボレーC1500。仕上げに4輪ホイールアライメントでご入庫です。
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調整カムは動くようになってるかな?と覗いてみるとノーマルのままでした。
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カムが動けるように加工します。今回は切込みが深めに入っていたので割とハツリやすかったです。
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加工後。リューターでバリをとって錆止めも。
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反対側も同じ作業をして準備完了。
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アライメント調整はリフトアップしながらの調整です。数値が出たところで足を馴染ませて確認するために試運転しますが、再測定後もびっくりする位ずれがありませんでした。ポリウレタンブッシュの動きが良いのかもしれませんね。走りもワイドタイヤとは思えない位に真っすぐ快適です!
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Haltech ECUセッティング [ECUセッティング]

2.2リッター仕様のGC8インプレッサは、慣らしが終了して本番のECUセッティングです。
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メインユニットはハルテックECU。Ramp runテストだけでも合計80本以上実施しました。
テストしながらロギング→検証→マッピング→テストの繰り返し。
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Haltechモニターも見やすいですね。Targetに対して実測がどう推移しているかリアルに確認できます。
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整然と配置されたHaltech機材など、エンジンルームはなんとも渋い感じ。GR用EJ20はAVCSも完璧に換装されています。
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バルブタイミングやドエルタイム、噴射タイミングやブーストコントール、多彩なセッティングはとても勉強になりました。来年のシェイクダウン楽しみにしています!
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GDBインプレッサTEINモノレーシング [インプレッサ]

車高調ダンパーキットをリニューアルのGDBインプレッサ。今回選ばれたのは「TEIN MONO RACING」です。
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フロントのピロアッパーはキャンバーだけではなく、キャスター調整のできるタイプなんですね。この価格帯でこの造りはちょっとびっくりです。
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純正でも偏心カムボルトのある部分は、カラーで調整できるタイプに変更されています。ココでざっくりセットしてピロアッパーで細かく調整できます。
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リヤキャンバーも上から調整できるタイプ。もう一声寝かせたい時に調整しやすいですね。
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オーナー様に一旦お渡しして慣らし運転。その後に車高を再調整しました。アライメントも調整して完成です。
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GC8RAインプレッサVABショートブロック [エンジンオーバーホール]

WRXSTIのショートブロックを使用してのエンジンオーバーホールになったGC8F型RA。オイル漏れが悪化してきたのと、気になっていたメタル音がきっかけの作業です。
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EJ207の中でもGC8はオープンデッキ。真円度や経年からくる強度低下を考えると、シリンダーをボーリングするのも悩みどころです。今回はVABの新品ショートブロックを流用してのオーバーホールになりました。
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ヘッドも新品に交換。後期はまだギリギリ新品が出ます。カムはもう無かったかな、純正仕様で復帰させたい方は早めに部品を調達した方がいいかもしれません。
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オイルパンも片寄りに強そうなVAB用にします。先々等長マニにも対応できますね。
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ターボはスピードボックスさんでオーバーホール。オイル管理が良かったようで程度は良かったそうです。
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インマニ回りはやっぱり痛んでいました。インテークダクトが裂けていたり、ハーネスもチューブがパリパリに剥けていたのでリペアします。
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インジェクターはIRSさんで洗浄。性能レポート付きです。
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ピストンクラウンなど燃焼室容積を計測。ヘッドガスケットの厚みを選定します。
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ヘッドガスケットは東名パワード製。スーパーグロメットタイプの信頼性は抜群です。
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すり合わせ後にシート当たりを確認してシリンダーヘッドの組み立て。
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配管など組み上げてからオイル注入。クランキングしてオイルを上げた後にコンプレッションを計測して確認します。
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搭載はみんなで。なぜかご機嫌?ただいま補器類を組み上げ中です。もう少しお待ちくださいね!
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GC8インプレッサGRBエンジン換装チューニング [エンジンオーバーホール]

クロスロード小山は明日から夏季休業になります。この夏はエンジンオーバーホールが重なりました。今のうちにエンジン直して涼しくなったら走らせよーってことかもしれませんね。
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このGC8インプレッサはエンジンブローをきっかけに、GRBエンジンに換装しながらチューニングです。チューニング内容はお客様によるプロデュース。海外取り寄せ品も交えたオリジナルな内容です。コンロッドはManley。ピストンはHKS92.5mm。
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ピストンとロッドの組み合わせで重量差は極小に。
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ヘッドスタッド・ダミーヘッド付きでボーリング加工されたGRBブロック。
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ブロックの要所にはコンロッドに合わせて逃げ加工。
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メタルは東名パワード製。今回はオイルクリアランス合わせなど加工をお願いしました。
メインボルト・ヘッドスタッドはARP。
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ブロックを合わせたらピストンを挿入します。
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東名パワードバッフルステフナー。
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ポート段付き修正。
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燃焼室容積を計測してヘッドガスケットを選定します。
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バルブスプリングとリテーナーはManley製。
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カムシャフトは東名パワード製。
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バルブリフターを選定してクリアランスの調整。
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インマニにはスペーサーも用意しました。
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AVCSは四つとも生かします。
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インジェクターはボッシュ。
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ターボはハイフロー仕様。
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スタンドベンチ上でコンプレッション測定。
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搭載後はダイナパックで慣らし運転。負荷やスロットル開度を管理しながら、タイムを区切って進めました。無事に慣らし終了です。本セッティングは秋口涼しくなってからですね。
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